クラフトビール輸入が更に活発になるかもしれない期待!

投稿日:2018年3月16日|投稿者名: 中野 |4950 回閲覧

クラフトビールを輸入したい、又は今現在輸入をしている方は

この春から動きが出る!と期待されているのではないでしょうか!?

僕はワクワクしてます!

 

(※先日行った見本市でお話させて頂いたビールメーカーの方)

 

2018年4月に改正酒税法施行があります。

詳しくは国税のHPを参考に:

https://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/kaisei/aramashi2017/index.pdf

 

酒類に関する事が色々と変わりますが、その中でも注目度が高いのは「ビール」ではないでしょうか。

「フレーバービール(味付けされたビール)」市場が活発になるのでは?と期待されている関係者は多いかと思います。

 

今まではビールというと、麦芽・ホップ・糖類・香料が使用されているとラベルにも書いてありましたね。

でも、海外のクラフトビールは味付け・スパイスを入れたものなどもありますよね。

 

日本の大手メーカーさんもここ最近はクラフトビールを販売してますが、

海外のクラフトビールメーカー程のパンチのきいた商品はあまり見かけなかったかなと思います。

特に、フレーバー系の大手メーカービールはお店で見かける事はありませんよね。

 

 

どんどん面白い企画のフレーバービールが商品化される!?

 

実は、2017年まで13年も連続で過去最低を更新している国内ビール市場は今色々な動きがありますよね。

 

よく耳にするのはビール離れという言葉ですが、消費者の数が減っているのであれば、ビール消費量が減るのは当然ですし、ビール以外の別の魅力的な商品があるのであれば、消費者はそちらを楽しむ事も考えられます。それか若者がアルコールを飲まない傾向になっているのかもしれません。

 

色々な背景からビール市場は低迷していますが、今回の改定を機に流れが変わるかもしれません。

 

そこで登場するのがフレーバービール。

海外ではコリアンダー、ハーブ、コーヒー、オレンジピール、ココナッツ、バニラが入ったビールもありますよね。

 

こういった今まではあまりビールには見かけなかった材料を味付けした商品が色々とTryされる流れがしばらくは続くと予想されます。その中からヒット商品、新定番商品がうまれるのかな!?と僕は期待しています。

 

「かつお節」を入れたIPAビールが4月から登場するというニュースも耳にしました。

これはインパクトが大きいですね。「鰹の刺身を食べながらビールを飲む」というシーンはあったとしても、「かつお節を使用しているビール」って今までに無い組み合わせではないでしょうか。別にかつお節の味がする訳ではないらしいのですが、気になるのでお店で販売され始めたら、まずは飲んでみたいなと思ってます。

 

 

クラフトビールの輸入は、どうなる?

 

日本国内のビールメーカーがビール市場低迷の打破の為にフレーバービールを投入する動きが活発になりそうというのは簡単に予想出来る話ですが、それではビールの輸入についてはどうなるのでしょうか。

 

今まで海外のクラフトビールを買いに行き、お店で商品選びをしていると「発泡酒」と日本語裏ラベルに表記されているものが結構ありましたよね。

 

「麦芽・ホップ・糖類・香料」ぐらいの使用であれば、ビールと記載されていましたが、その他に味付け用の原材料が入っていた海外のクラフトビールは発泡酒扱いにされていました。発泡酒という海外市場では「?」な日本独特のカテゴリですが、発泡酒と明記されているのに、輸入税はビールと同率という不思議な状態でした。本当はビールだよ!とラベルに表記したかった輸入者からすれば、「何で発泡酒って記載しないといけないんだ!」と思われた方も多いはずです。僕だったらそう思います。何というか、「不公平じゃない!?」って感じます。

 

でも、でも、でも!

この4月からは、海外から輸入するフレーバービールにも「ビール」と明記する事ができます。

 

 

まあラベル表記をビールと出来るからと言って、急にクラフトビールの輸入が活発になる!とは言い切れないと思いますが、日本国内のビールメーカーが色々なフレーバービールを商品化する事で、消費者の認知度が向上して、海外のクラフトビールをもっと楽しんでみよう!といった流れも期待できるのではないでしょうか。

 

 

 

20FTコンテナいっぱいにクラフトビールを入れて輸入したい

 

少し前からクラフトビールの輸入案件が僕達のところでは増えてきています。

アメリカやヨーロッパが主です。

 

そんな中、コンテナ一本分を輸入するプロジェクトもあり、結構時間をかけて話を進めています。

色々な商品があるので、情報収集をしたり日本語ラベルの準備がとても大変です。

 

その他、事前シュミレーションという事で、輸入税の算出や、

1本当たりにかかる経費を計算したりしています。

 

 

近々、現地を出航する予定で、横浜港着は出航後約50日ぐらいを予定しています。

実際にこの位の物量を海外から輸入するプロジェクトに携われるのは、やりがいがあって楽しいです。

 

 

この4月から国内のクラフトビール市場がもっと活発化されて、

海外クラフトビールに対する消費者の注目度も上がれば嬉しいなと思います。

 

その方向に進むのか!?

しばらく気になるところですね。

 



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