輸入したいワインの探し方はどうする?

投稿日:2016年10月3日|投稿者名: 中野 |1138 回閲覧

「これからワインを輸入するビジネスを始めたい!」

とお考えの方が、必ず必要になってくるのが取引先を探す事ですね。

 

つまり、輸入したいワインを選定事が求められます。自分が買い付けたいワインが決まれば、そのメーカー(ワイナリー)との交渉をし、取引内容の決定、契約と進むのが一般的かと思います。

 

  • スパークリングワインを輸入すれば結構売れると思うんだよな
  • 日本でまだ有名じゃない国のワインを扱えば面白いんじゃないかな
  • 低価格なのに品質が高いワインを見つけたから売ってみたい

など、色々と考えてワインの輸入を始めてみたい方がいるかと思います。

 

僕達の所へ相談にこられる殆どの方は、「この商品を売りたいんです」といった感じで、もう既に興味がある商品を決めている方が殆どです。それか、メーカーが決まっていなくても、「こういった感じの商品を考えている」のように、商品のイメージがついている方もいます。メーカー情報は知っているんだけど、まだ連絡を取っていないという方もいますね。

 

 

ワインメーカーの探し方: 見本市や商談会を利用する

 

食品見本市や、酒類の見本市等の商談会は年間を通して何回か行われていますね。関東ですと、千葉の幕張メッセや、東京ビックサイトなどが有名ですね。こういった会には海外のメーカーが結構出展をしているので、会場へ行くと試飲が出来たり、直接生産者と話がする事が出来るチャンスがあります。勿論、わざわざ日本に来られているメーカーの担当者は、「日本市場での販売パートナー(輸入者)を探したい」という希望があると思いますので、知りあう場としては最高に良いですよね。

 

春に幕張メッセで開かれるFoodexに僕も何度か足を運んでいますが、この見本市はとても規模が大きく、一日で全部を回るのは大変なくらい会場も広いです。地域ごとに区分けされているので、商材を探すのはそんなに難しくありません。とにかく沢山の出展者と来場者が来ますので、忙しい中で「情報収集」を上手に行うのがポイントですね。試飲が出来るブースは沢山あります。フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、その他のヨーロッパの国々のワインや、勿論オーストラリアや、南米のワインなんかもあります。勿論、日本のバイヤーも沢山訪れているので、良い商品をみつけたら、具体的なオファーを出したりして、相手とつながりたいですね。

参考URL: http://www.jma.or.jp/foodex/

 

 

海外の見本市へ足を運ぶ

 

例えば香港で開かれるVinexpoのような、海外で開かれる見本市への参加も商品発掘として効果的かもしれませんね。会場が日本ではないので、日本のバイヤーはFoodexに比べるとかなり少ないと思いますので、競合相手が少ない場で商談が出来る可能性があります。ただし、こういった場では、相手が日本語が出来る通訳をつけていないと思いますので、自分である程度頑張って英語でコミュニケーションをとる努力が必要かと思います。もしも、英語に自信が無い場合は、誰か英語が得意な人を自分と一緒に同行させて、会場に行くのがお勧めです。

参考URL: http://www.vinexpohongkong.com/en/

 

香港なり、周辺地域のアジアで開かれる見本市へ参加して、メーカーと話が出来れば、「日本の見本市は参加した事無いけど、もしも輸入したいなら是非商談をしましょう」といった流れになる可能性も期待出来ますよね。日本や他のアジアへ輸出するのは、メーカー側からすればそんなに難しくないはずです。彼らは、自分達の造ったワインをアジア市場で販売したいと強く願っているはずですので、「日本のバイヤーからオファーがあった」というのは、相手としても嬉しいはずです。

 

 

自分が見つけた商品を造っているメーカーへ問い合わせをする

 

  • 手元に入手したサンプルがある
  • 海外出張した際に、現地で買ってきた
  • ネットで気になる商品を見つけた

など、様々な経緯で商品情報を入手し、それがまだ日本に輸入されていないようなので、直接海外のメーカー(ワイナリー)へ連絡してみようと考える方も結構多いかと思います。

 

もしもその商品が正規で日本に輸入されていないのであれば、「チャンスが高い」と期待出来るかもしれませんね。生産者側も色々な国に自分の商品を扱ってくれる代理店(正規輸入者)とつながりたいと希望している事もあると思います。特に日本市場に対しては、「発展している国だしワインも売れるだろう」とお考えのメーカーも多いはずです。

 

1つの商品、1つのメーカーだけに連絡を考えるのではなく、もしも考えているメーカーとの取引がダメな時の事も考え、複数社の連絡先を用意できると、安心かと思います。

 

例えば、「魅力的なスパークリングワインを見つけた。これはアメリカで製造されている」という情報があれば、似たような商品がヨーロッパでも造られていないか?や、アメリカの別の地域でも似たような商品が造られていないか?等、1メーカーに依存しないように連絡先を探す事がお勧めです。もしも、自分が最初に考えていたメーカーが「只今別の日本の輸入者と商談中」となれば、優先的にその会社と商談をすると思います。そうなっても対処出来るように、リスク分散として別のルート開拓もお勧めです。そうする事で、もしもA社と商談が出来ない場合は、B社と商談をする事が出来るかと思います。

 

僕達のお客さんの中にも、似たような話があった事があります。その際に、別のメーカーの情報収集をお勧めしたところ、最終的には別のメーカーとつながり、輸入ビジネスを開始されました。もしも、最初にA社だけの事を考えていて、A社からお断りされたら、今現在B社の商品の輸入をしていなかったかもしれません。結果的にこのお客さんはコンテナ単位でB社の商品を日本へ輸入しています。商談のオファーする先が1社か、2社か?で大きくその後のプロジェクトが変わった事例でした。

 

 

ワインを輸入したいけど、まだ免許を取得していない?

 

「商談のオファーを出す段階では、まだワイン等の酒の輸入ビジネスを開始していないので、免許は持っていません」という方も勿論います。そういった場合は、取引先相手が見つかった(輸入したい商品が決まった)段階で、免許の取得も必要になってきますよね。

 

いくら取引先相手があったとしても、免許が無ければ輸入販売が出来ませんので、次のステップとしては免許の準備となりますね。(※注意:自社の飲食店でグラス販売だけをするなら免許はなくても輸入可能)免許を取られる方の殆どは、小売や卸売をされる方なので、そういうビジネスモデルであれば免許が必要です。

 

ただし、免許の取得には時間もかかるので、スケジューリングも頭に入れておく必要があります。一般的には、申請後約2ヶ月の審査機関を経て免許の交付が決まります。審査をするのは税務署になりますので、おおよそ2ヶ月という時間がかかってきます。勿論、取引先相手は見つかったけど、免許取得の条件を満たしていなければ免許自体が取れませんので、準備は慎重に進めたいところですね。

 

実際に免許も取得して、取引先も決まっていれば、輸入に向けてのプロセスはだいぶ近づいてきます。輸入時のラベルの準備やシッピングの準備を進め、ようやく日本にあなたが求めていたワインが輸入されるようになります。長いようで、早い時間があっという間に過ぎると思います。そして、手元にワインが来た時は、とても感動的でしょう。

 

取引先のワイナリー開拓は、人それぞれ色々なやり方があるかと思いますが、皆さん通る道ですので、あなたも積極的な姿勢で頑張れば一歩ずつ前進するはずです。何か不明点等がある場合は、僕達にお気軽にご相談頂ければと思います。メーカーのご紹介は行っていませんが、今までの事例をもとに、アドバイス出来る事があるかもしれません。それでは!

 

 



ワイン・リキュール・ブランデー等の、お酒を輸入して販売したいとお考えですか?


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