タイへの日本酒輸出を考えているので、現地視察へ

投稿日:2011年11月7日|投稿者名: 中野 |10749 回閲覧

ちょっと前にタイ(Thailand)へ現地視察に行ってきました。初めての現地入りだったので、ガイドさんをつけて市内の観光地なども案内をしてもらいました。空港についてから市内のホテルに行くまでに気がついた事ですが、

  • タクシーがピンク色!
  • トゥクトゥクという小さなタクシーも多い
  • クラクションを鳴らすような荒々しい人がいない?
  • バンコク市内は、とても発展している
  • 日本企業の看板が色々な所で見える

こんな感じでしょうか。日本と違う雰囲気に最初からテンションがあがります。

 

初日は市内の観光地を見て回り、タイ・バンコクがどんな所かを感じてみました。Goldな寺院があり、すごいインパクトです。観光客は日本人もそれなりにいるようですが、中国人の方が多いような気がしました。

 

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 今まで、あまりタイとイメージすると「料理」とか、「ムエタイ」とか、「観光地」というくらいのイメージしかなかったのですが、今回実際に行ってみて分かりました。タイの都市部はとても発展していて、観光業にかなり力を入れている。そして、日本の企業誘致に成功して、多くの日系企業が進出している。

 

気になったので調べてみたところ、 日本とタイの二カ国間には経済協定もあり、お互いが協力し合って経済を発展させましょう!という素晴らしい動きがあるそうです。これを活用する為に、大手企業が進出しているようです。特に製造業の場合ですと、人件費がポイントになってくると思いますが、タイ国内の物価の安さを考えれば低賃金で真面目な人材の確保が出来るようです。僕が実際に行ってみて感じた事は、物価は日本の5分の1ぐらいのような気がします。これから一気に国の経済力が上がっていくような勢いを感じられる町がバンコクでした。

 

 

日本食文化は広がっているのか?

 

バンコク内には、日本食街のように日本食レストランが何件か集まっているエリアがありました。日本の有名所の名前を見ることもありましたし、独自経営されているオリジナルの店も見ました。現地人にすれば、まだまだ日本食は高価な食事だと思いますが、勿論現地人でも日本食を楽しみたいという層の方はいるはずです。現地に滞在している日本人達は、日本の味を求めて食材を探したり、レストランに足を運んだりもすると思います。そこで、日本の味が味わうことが出来れば、現地で暮らす日本人にも人気が出そうです。

 

勿論、日本食が出るなら日本酒も・・・と思いますが、今現在は北米のような現地人からの人気・認知は低いかもしれないです。でも、低いという事は今後上がっていく可能性が高い国ですので、輸出相手国としては重要な国だと思います。

 

後は、輸入者がどのルートを使い、どんな相手に商売をするか?がポイントになってくる気がします。やはりタイへアルコール飲料を入れるには、それなりにハードルが高そうなので、輸入に関して言えば、現地のコネクションが必要だろうと考えます。勿論、ライセンス等の事を考えれば、良いインポーターにめぐり合うのがポイントでしょう。

 

最終的に、タイへ行って感じた事は、「食への関心が高い国」だと思いました。美味しい料理は沢山あり、レストランは賑わっています。そこに新しいカテゴリとして、もっと日本食が広がったり、日本酒と他国の料理とのマッチングが認知されると、今後もっと面白い市場になる気がしました。タイの方々がとても親切だったので、とても良い第一印象を受けました。是非何度も行ってみたい国だなと思いました。と、言うことで、タイとビジネスを開始できるように色々と準備を進めたいと思います。まずは、難しい経済協定を活用出来るようにしたいと思います。

 



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