輸入ワインのラベルなどに「リーファーコンテナの使用」なんて表記を見たことがありませんか?
あれって何なのかな?って思った事ってないですか?
どういうことかというと、定温温度管理ができるコンテナ(冷蔵庫みたいなコンテナ)って事です。冷蔵や冷凍が必要な物(食品・飲み物)を送る時によく使われています。その他にも、医療品や美術品にも使われるときがあるそうです。例えば食品といっても、「冷凍」したものを輸出・輸入したい場合ってありますよね?そういった物を輸送する際に、リーファーコンテナを使用すれば、赤道を通ったとしても温度が一定に保たれているので安心です。
じゃあ、例えばワインの輸入時なり、日本酒・焼酎の輸出時にリファーコンテナを使わないと品質が悪いのか?っとも思うのが心理じゃないでしょうかね。
リファーコンテナにはファン(換気)が付いているために、空気の流れを確保するためにも、コンテナを積んだ際は上のほうに置かれる事が多いそうです。となると、船の下の方の涼しい場所に置くよりも暖かめの上の位置に置かれるらしいです。船ですので上か下かで、揺れとかも異なるらしいので、壊れ物であれば、そのリスクも考える必要がありそうですね。
どのコンテナを使うかは、輸出なり輸入する業者次第だと思います。
勿論どちらもメリットやデメリットがあるので考える必要がありますね。
金銭面でもだいぶ(約2倍近く)変わってくることが殆どですし。
ちなみに、船積みの荷物が赤道直下の国なんかで荷積み替えがある場合だと、外気の熱い、高温のコンテナヤードに荷物が置かれる場合もあるので、その際は気を使わないといけないようです。
そーですよね。
ある程度低い温度で運びたい荷物が暖かい国で、暑い気温にさらされてしまっては鮮度が落ちてしまいますものね。
輸出入を考えている方にはどのコンテナを使うかとか、どこ経由で荷物が運ばれるか?を考えるのはとても大事ですね。
輸出の際にリーファーを使用したい場合は、まずForwarderか、船会社の方にリーファーサービスがあるかどうか?を聞き、ある場合、そのサービスフィーを聞く事をお勧めします。
サイズは、基本的に
- 20フィート
- 40フィート
です。
リーファーの混載はあまり一般的ではないので、FCLのbookingとなると思います。FCLとなると、日本国内の港で発生するコストも約15万円前後するので、数百ケースをのせる位のボリュームでなければ、1本当たりのShipping costが物凄く高くなっていまします。
ワインを輸入する場合にもリーファーコンテナでシッピングを手配される輸入者さんがいますが、輸入時もある程度多い物量の輸入でFCLにしないと、1本当たりの輸送経費が高くなってしまいますね。5000本~8000本程度を20FTFCLで輸送するなら最大限にキャパを使っているので、効率的かと思います。
その他、不明点があればお気軽にご相談頂ければ幸いです。