『原産地証明書が必要!』
と急になる事がありますよね。
結局は輸出する相手国側で『求めてくる、求めない』がポイントになってきますが、
もしも『原産地証明書が必要』となった場合は、輸出者は事前に準備を進める事をお勧めします。
■輸出者はまず何を準備するのか?
とにかく、輸出会社の申請者登録(サイン登録)が第一歩となります。
■どこで申請者登録をするの?
近くの商工会議所になります。
■じゃあ今、このままPCを見ながら出来る事は?
僕だったら、『近くの商工会のHPをチェックしてみてください』というアドバイスを送ります。
そこで、商工会議所のHPを見てみて、「貿易証明・国際関連」に関するページをチェックします。そのページをよく見ると、「原産地証明書」に関係する情報が出てくるはずです。
で、
- 商工会議所の会員になって欲しい
- 会員登録無し(非会員)で、貿易証明書の企業登録のみをする
という流れになるはずです。
会員になる方には、『特典』がありますよ!っというのが商工会が言っている事です。
例えば、証明書の発行手数料が安くなります、とか、経営にプラスとなる情報提供をしますなど。
会員になる、ならないは個人(法人)の判断に任せて、
まずは、申請者登録(サイン登録)の手続きを進めましょう。
■誓約書、登録台帳の入手をする
これは、商工会に直接取りに行くか、郵送(有料)で送ってもらう。
これらの書類に必要事項を記入する必要があります。
その際に会社の代表者印や角印が必要となるので、用意しましょう。
※事前にこれらの書類を入手しないで、申請時に直接その場で記入・押印も出来る場合もあるようです。これは事前に商工会の国際部へ問い合わせをして、相談しましょう。
■申請に必要な書類を用意する
法人の場合は、上記の「誓約書・登録台帳」以外に
- 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
- 印鑑証明書
個人の場合は、上記の「誓約書・登録台帳」以外に
- 住民票
- 印鑑証明書
が必要になるとの事。
※これらの必須アイテムも必ず、自分の近くの商工会のHP、又は直接連絡をして確認する事をお勧めします。
■必要書類を全て提出
窓口に提出し、費用を払う(法人・非会員の場合は6480円)と、即日、原産地証明書のサービスを利用出来るようになります。
※「なります!」と完全に言い切って僕の地域以外では、そうじゃない場合もあるかもしれないので、ここは、必ずお近くの商工会議所に聞いてみてください。
登録後にお勧め
さて、窓口で申請の手続きを済ませたら、そのまま帰るのではなく、
『原産地証明書の取得の流れ』について、窓口の担当者さんに聞いてみましょう。
もしも、親切な担当者に当れば、分かりやすく丁寧に教えてくれます。例えば、書類の書き方、Invoice作成時の注意点等も教えてくれます。そして、もしもその担当者さんが親切な方であれば、是非その方の名前を控えておきましょう。後々、実際に実務で原産地証明書を取得する必要がある際に、この親切な担当者に連絡してFAXなどで自分が作った書類のDRAFTを送り、内容のチェックをしてもらえると、スムーズに物事を進める事が出来ます。
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写真:
左は証明書のBlankのテンプレート、確か100部で500円くらい。
右は、原産地証明書の取得に関する手引き、書き方等が紹介されています。これも500円くらい。
商工会議所で『親切な方』に出会ったら、名前を覚えておく事をお勧めします。
今までに僕は横浜・東京・他県の商工会議所の方々とやり取りをした経験がありますが、
「結構肌が合う人、合わない人がハッキリしているような気がします。」
これは、完全なる個人の感想ですが・・・。
『親切な方』は親身になって、色々と話を聞いてくれて、とても助かるアドバイスをしてくれます。
雑に対応する方は、ハッキリ言って不親切、又は若干いじわる。OR、やり取りをしていてイライラする。(何故か?・・・)
原産地証明書の発行を必要とするのは、いつも貿易実務を行う時だと思います。
ですので、スムーズに各手続きを進める事が出来ないと、業務に遅れが生じます。
これは、避けたいですよね。
そう考えると、自分が商工会にサービスをお願いしたい!という時は、
お願いしやすい方(親切な方)に相談をする方が、特に最初の頃はやりやすいと思います。
不慣れですと、色々と分からない事や、書類の書き方の不備もあるでしょうから、
親切丁寧にサポートしてくださる担当者さんがいれば、とても心強いはずです。
長々となりましたが、これらの情報が誰かのお役に立てば幸いです・・。