お酒の個人輸入?

投稿日:2014年11月5日|投稿者名: 中野 |30570 回閲覧

『個人で海外からお酒を輸入したい!』

 

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結構、お酒を取り寄せたいという方がいるようです。

  • 国内で入手が困難な酒
  • まだ日本に流通していない酒
  • 海外の方が安い酒

などが理由でしょうか。

 

個人で・・・というので気になるのは、

  • 本当に1個人として飲む行為(個人消費)を楽しみたいから輸入する
  • 個人事業主として輸入し、販売したい

この2つでは、話が全く異なってきますよね。

 

個人輸入を考えている際は、基本的に小ロットでの購入が殆どだと思いますので、その際は空輸を使ってのシッピングになってくると思います。勿論、船便で・・・というケースもあると思いますが、時間がかかるのと、通ってくる場所によっては、ドライコンテナ内の温度が高温になる可能性もあるので、安心なのは、空輸ではないでしょうか。

 

 

個人、個人事業主関係なく、貨物の通関時に・・・

 

海外から日本に貨物が入ってくる時は「必ず」到着する場所がありますよね。

そう、「空港・港」この2箇所です。

 

ここで、通関しないと国内には持ち込めないって訳ですね。

税関としては、

  • 個人消費であれば、それ用の処理をする
  • 販売目的であれば、それ用の処理をする

のが決まりなので、個人輸入と言っても、「個人消費・販売目的」によって扱われ方が大きく変わってきます。『税金』 についての案内が輸入者に送られてくるので、それに従い納付しないと、貨物はいつまで経っても手元にはきません。場合によっては、「保管料」を取られるかもしれませんね。

 

「Shipping cost(空輸・船)+税金 +国内配送量」

 を考えれば、低価格の酒を輸入しても、場合によっては高くついてしまうと思います。輸入する商品自体が、ある程度高額であれば、わざわざ自分で輸入する価値があるという事になりますよね。そうでない場合は、日本国内の正規輸入ルートの物を買った方が、自分で個人輸入するより安いかもしれません。

 

 

輸入した酒を販売するのか、しないのか?

 

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■販売免許を持っている小売店

  • こういった店(個人事業主)が海外から酒を輸入した場合は、一般消費者に自分の店で販売する事は可能。

 

■飲食店(レストラン)

  •  個人事業主として飲食店を経営していて、海外から酒を輸入し、自分の店でグラス販売するのはOK。グラス売りをするのであれば、販売免許はいらない。

 

■ 個人事業主として消費者へ販売

  • 「店頭、ネット販売」 どちらにしても、輸入した酒を消費者や飲食店へ販売したいのであれば、『必ず酒を販売する免許が必要』なので、注意が必要です。

 

 

個人消費が目的で輸入される酒であれば、自分自身で飲むのが目的なので、販売はしないという事ですよね。そういった場合は、免許は無くても輸入通関は可能ですよね。販売目的であれば、ちゃんと販売用での通関が必要ですね。場合によっては、検疫検査も求められるので、その時用に生産会社(例えば、ワイナリー)から、情報を頂けないと検疫は難しいかと思います。

 

お酒の輸入は雑貨等とは異なり色々と大変なので、そういったポイントを理解していないと、実際に自分の手元まで入手するのは結構難しい・・・。

 

個人輸入といっても奥が深いですね!



ワイン・リキュール・ブランデー等の、お酒を輸入して販売したいとお考えですか?


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