イタリアからワインを輸入して、日本で販売したい

投稿日:2010年11月8日|投稿者名: 中野 |9477 回閲覧

イタリアのワインと言えば、ワインショップやレストランでもよく見かけ、日本でもかなり人気ですよね。実際に日本国内に入ってくるワイン生産国の輸入量を見ても、ワインは毎年ベスト3前後には入ってくる有名な産出国です。2007年~2009年の過去3年の資料を見ても、イタリアのワインはトップ2に入るほど輸入されています。

 

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人気の秘密は、価格帯の幅が充実しているのは勿論ですが、味のバラエティーも豊富なのが決め手ではないでしょうか。イタリアは日本と同じく、国土が南北縦に長い国ですので、日本酒と同じように、異なる地域で異なる味の特徴がありますよね。例えば、何部から入ってくるワインは、ややアルコール度数が高めで、甘味がある物が多いと言われています。

 

北部のエモンテ州(Piemonte)は、「季節の変化があり、また降水量も多い地域で、夏は乾燥して熱く、そして冬は寒い地域。葡萄の栽培に適しているエリア」と以前、ワインのコースを取った時に学びました。

 

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また、北部のエミリア・ロマーニャ州(Emilia Romagna)では、「ランブルスコ:Lambrusco」が有名ですよね。これは、日本のワインショップでも見かけますし、弊社で免許取得をサポートさせて頂いたクライアントもこの地域のスパークリングワインを輸入しております。実際に僕もこのスパークリングのファンです。とても飲みやすく、味も美味しいです。個人的な好みとして、肉料理と合わせるのが好きです。

 

また、南部のSicily Wine シチリア ワインも人気ですよね。ドンナフガータ(Donnafugata)は1500円ぐらい~1万円ぐらいのものまで日本で買う事が出来ます。イタリアワインと言っても、北~南で異なる味を楽しめる、味の幅広さが人気の理由ではないでしょうか。

 

 

具体的に貿易ビジネスを開始するに当たって

 

最近は、ヨーロッパワイン以外にも南米ワインの人気も高まっていますが、イタリアワインへの注目度はいつも高いので、輸入販売を考えている方は

  • 安定供給で入手可能なワイン
  • 出来ればまだ日本に出回っていない銘柄
  • 小売価格的にも手ごろなワイン

を展開できそうであれば、良いビジネスになると思います。

 

後は、流通面で信頼できる船会社、通関業者と連携出来る事がポイントでしょうか。イタリアでは勿論ワインの輸出が活発なはずですので、輸出に関しては対応可能な業者が色々と見つかると思います。それか、現地でシッピングを任せることが出来る人脈があれば、かなり有利になるかと思います。

 

勿論、ワインですのでReefer Container(冷蔵コンテナ)を使用すると思いますが、現地から日本までの移動距離が結構あるので、20フィートコンテナでも、結構な輸送コストがかかると思います。ワインを海外から輸入して販売する際は、必要コストの算出と、為替レートの事も考えないといけないので、プライシングは慎重にする事をお勧めします。

 

弊社では今までにも数々の輸入ビジネス立ち上げをサポートして来ていますので、コスト算出シュミレーションも用意しております。免許とは別の話ですが、こういった貿易業務のサポートも行っておりますので、ご興味がある方はお気軽にご相談頂ければと思います。