「ワインを輸入して販売するには、一体いくら位の経費がかかるのか!?」
これから輸入ビジネスを始めるのであれば、まず気になるのが販売計画や利益計算かと思います。
その数字を叩き出すには、「ベースとなる数字」がある程度必要になってきますよね。
特に気になるのは、「経費」ではないでしょうか?
例えば、
- 商品の金額(FOB、EXWなど)
- 輸送コスト(空輸・船便・保険)
- 輸入通関コスト(関税・酒税・消費税・通関に掛かる各種コスト)
- 日本語裏ラベル作成代(貼る作業代も)
- 保管倉庫代(月々のコスト、管理費等)
- 販促費
- 事務所費用
- Etc
輸入したものを売るという行為に掛かる経費もあれば、会社(事業)を営む上でも発生する
経費など、色々なコストが掛かってきますよね。
自分が仕入れた商品を販売し、そこから得た利益で、それらの経費をPayしていき、
残った利益を使って次回の買い付け代にあてたり、事業の発展の為に投資をしていくのが一般的かと思います。
初めての輸入の際は、「経費」の数字がよく分からない
事業を営んである程度の年月が経てば、今までの経験上から数字の予測が出来ると思いますが、
これから初めて輸入業を始める場合ですと、「やった事が無い」事が多いので、
一つ一つに一体どの位のコストが掛かってくるのか?がよく分かりませんよね。
そこで、ベースとなる数字が必要になってきますが、
- 業者から頂く見積もりの金額
- 自分の計画による販売数量・利益
等がポイントになってきますね。
僕がアメリカで起業経営学を学んだ際によく試算したのがBreak Even Point(損益分岐点)です。
エクセルを使用して、様々な経費項目をリストアップして、それぞれのコスト(見積もり額・予想した数字等)を入れていきます。
- 分かる数字 = 見積もり額が参考になる
- 分からない数字 = 予想の数字なので曖昧
ワインの輸入販売事業を始めるにあたって、「分からない数字」と言えば、
見積もりで入手出来なかった経費や、販売数量ではないでしょうか。
始めたばかりの商売なので、最初から沢山売れないと予想するケースもあると思います。
また、実際に販売開始をする「時期」が、物がよく売れる時期なのか、それともSlowな時期なのか。
いずれにしても、「ビジネスを始めて存続させるには、この位の数字(利益)が必要」と考えれば、目標数値が見えてきますね。
手元にある軍資金は、勝手に増える訳ではなく、会社の運営にあてていくと減っていきます。
それに経営者自身の生活費(給料)も必要ですから、「会社+自分の生活」も考える必要があります。
初回に輸入して仕入れた商品が売れたとしても、今度は次のオーダーのお金も必要になってきます。
数字のシュミレーションをすると、現実味が出てくる
あまり難しく考えて、前に進めないのでは何も始まらないので、まずはシュミレーションから始めるのがお勧めです。
ワインの輸入時であれば、
- ワインを入手するのに掛かる仕入れ代金、シッピングコスト等の計算
- 輸入税の計算
- 保管コストの計算
の3点が出来れば、ある程度は「予測」が出来るようになります。
その際に適当な数字を使うのではなく、より具体的な数字が欲しいですね。
例えば、
- ワインの価格
- 輸送費の見積もり
- 税金計算
- 月々の倉庫代
こういった項目の数字は、集めようと思えば集めれるはずです。
分からない場合は、分かる人に相談をしながら進めるのが前へ進む一歩となると思います。
ザックリ過ぎる試算ですと、具体性がないので、入手できる数字の情報は出来るだけ具体的なものが欲しいですね。
「消費」と「投資」の違いも頭に
試算を行う上で気を付けたいのは、コストを気にするばかり、何でも「一番安いもの」に
目が行き始めると、品質や効率を見失う場合もあるかもしれません。
ですので、削れるコストなのか?比較してコストは下げれるけど、品質は同じくらいなのか?
など、検討するポイントが大事になってくるかと思います。
商品を仕入れて販売をし、利益を出すという行動は消費ではなく、投資ですね。
ワインを買ってきて飲むというのは消費と言えるでしょう。
お金なり、時間を投資ししてリターンを得る事を感がえるのであれば、
お金を投じる物やサービスが、自分のビジネスにとってプラスになるものが当然ですね。
自分自身ではできない事や、誰かにお願いしないと解決しない事など、
大事なポイントにお金を使っていけば、結果(経験)がついてくると思います。
ワインの輸入を始めて始める場合は、分からない事も多いと思いますが、
それは他の方々も一緒なはずです。
難しく考えて立ち止まるのではなく、少しずつでも良いので、前へ進めるように
準備を進めていくのがポイントではないでしょうか。