海外のSake Fans、インポーター、卸売り会社の人達と情報交換は大事

投稿日:2013年2月10日|投稿者名: 中野 |3107 回閲覧

海外の酒類業界の方や、熱心なSake Fan向けのプロフェッショナルコースが2月に日本で開催されます。僕は去年、おととしと参加して無事にCertifyされたので、残念ながら今回のコースには参加しませんが、参加者とお会いし親交を深める事が出来ました。

 

皆さんが宿泊しているホテルの近くで、簡単な懇親会を開くという事となり、急遽僕もそこに参加させて頂きました。今回は、うちが取引をしているシンガポールのインポーターも参加しているので、ちょうど良い機会でこの会に参加することが出来ました。

 

2_10_1

海外から酒に興味がある面白い面子がそろっています。今回も卸売り会社の方や、輸入会社の方なども参加しています。殆どの方はもう既に酒を扱っていて、更なる知識を身につけるために、わざわざ参加されているようです。「コースで沢山日本酒をテイスティングするから、今日は日本酒抜きで…」という話で、最初はビールを楽しんでいた皆さんですが、どんどん盛り上がり、結局は日本酒を沢山飲んで親交を深めました。

 

こうやって海外から集まる熱心な方から、「彼ら目線」の業界の話を学ぶことが出来ます。こういった生の情報収集はとても重要です。「自分たち目線」ですと、押し付けになる場合も多いのですが、海外の方々の「困っていること、かゆいところ、ニーズ」等が知れると、自分たちの考え方や行動の改善につながる訳です。

 

 

今回も出来た面白い人脈

 

日本酒をオリジナルの缶にボトリングし、販売しているMarekさん。

 

2_10_3

Quote(Websiteより引用): http://www.smallsake.com/about/

While most consumers know sake as a category, sadly the majority of us is not able to name a single brand. This is very different for most other categories of alcohol, for which many brands are widely known. Most consumers have difficulty distinguishing between the seemingly identically looking bottles and labels of sake in the market, and thus find it difficult to decide on their favorite.
「酒」というカテゴリは知られてきているのは事実。でも殆どの外国の人達は日本酒のブランドを1つも知らないって、悲しい事だよね。他のアルコール飲料であれば、商品や製造元のブランドは知られているのに海外市場での日本酒は、その様な認識がまだまだ低い。SAKEを買おうと思っている消費者はラベルのデザインが読めなかったり、ボトルの違いなども分かりづらく、「お気に入りのSAKE」を探せずに困っているんだよ。

 

僕は、これは「本当!」と思います。

海外の酒市場は2パターンに分かれているなと実感しています。

 

(1)日本国内とほぼ同じパッケージで売られている日本酒

(2)その国向けにカスタマイズされたパッケージで売られている日本酒

 

どちらも「選ばれる」商品だと思います。(1)のTraditionalな感じを大事にされる方からすれば、(2)は邪道かもしれません・・・。でも、僕は個人的には(2)に挑戦したいと思っていますので、 Marekさんの試みの今後にとても興味を持っています。「僕のアメリカの友達なら、どちらを選ぶか?」が、僕の考えのトップにあります。こういう考えが外部や新規参入者から取り込まれ、日本酒のパッケージや売り方も進化していくはずです。今までの固定概念は、日本国内で通用する話であり、海外市場では新しい取り組みへ挑戦してしていく方が面白いと思います。オープンマインドな日本の蔵元とつながる事がポイントでしょうか。

 

 

 

日本で酒造りの経験をつむ熱心なアメリカ人

 

2_10_2

 写真左:Tylerさん | 写真右:Benさん

 

 Tylerさんは、数年前に大阪の酒蔵で酒造りを体験されたそうです。そしてその後は、その蔵の英語のウェブサイト作りを協力したりもしているそうです。今現在は大阪大学の大学院でエンジニアリングを学んでいる学生で、とても気さくな方です。「エンジニアと日本酒?」という不思議なつながりが面白いですよね。

 

Benさんは、今回のプロコース終了後に山形県の蔵元のところへ行き、2週間の酒造り体験をするそうです。2週間も!って驚きました。かなりSeriousですよね。想像してみてください・・。2月の山形。熱意がないと出来ない事ですよね。そのPassionは凄いと思います!

 

 

貴重な出会いが 、自分たちを進化させる

 

「商売は誰と付き合うか」が、結構その後の活動に影響を与えると思います。

結果を出している人たちは、基本的に好奇心旺盛で、色々なものに投資する姿勢を持っている。

 

例えば、今回のこのプロコースを受けられる皆さん、

(1)海外から日本への航空チケット

(2)1週間の日本滞在費

(3)移動費

(4)コース参加費

合計すれば、少なくても50万円近くになります。

 

でも、彼らはその金額を払ってまで行動を起こしている訳です。そうする事で、最低限同じレベルの人間たちや、それ以上の人たちと知り合う事が出来、その後良いビジネスが出来たりする。だから、結果が出る。ちなみに、今回のコースはレベル2なので、1を終えた人だけが参加できるコースです。1&2への先行投資の合計を考えれば、どの位のレベルの人たちなのか?って想像できますよね。

 

逆に、

サービスや仕事の依頼を「安さ」だけで見る人間もいます。A社は5万円で、B社は4万円。「だったら、B社だろう!」短期的な浅い考えで、そういう行動を起こす方も多い。で、B社自体と付き合っても自分のポケットから出るお金は得するかもしれないが、ただそれだけ・・・。

 

今回も僕は前向きで活発な人たちと知り合いになれたので、今後の活動に役立てたいと思います。

 

あなたは、どんな相手と仕事がしたいとか、関わりを持ちたいと思いますか?