酒の貿易ビジネス、チーム作りは大丈夫?

投稿日:2016年6月20日|投稿者名: 中野 |1212 回閲覧

輸出・輸入に興味があります!

とお考えの方は結構いると思うのですが、何をどうするのか?という実務的な話って結構不明ですよね。ワインの輸入や日本酒の輸出など、貿易の仕事であれば空港か港のどちらかに隣接する倉庫が実際の現場になります。

 

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先日行ってきた横浜港の倉庫の写真

 

一般的に倉庫を使用させて頂いているお客さんでなければ内部に入れさせてもらえないと思いますが、貨物の確認の為だったり、作業を行うのでといった理由があれば相談し第で中に入れてもらえるでしょう。(僕達は入れてもらってます)

 

今回は日本各地から集めた約8600本の商品(730ケース)の状態確認と、パレッタイズ作業の手伝いに行ってきました。別に、わざわざ現場に行かなくても、倉庫会社の方が行ってくれる作業ではありますが、実際に自分で行く事によって「様子が見れる」のが安心感につながるので僕達は出来る限り足を運ぶようにしています。

 

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倉庫からは、港の様子がこんな風に見えます

 

倉庫についてまず行う必要があるのは「貨物の個数チェック」です。事前にInvoiceやPL情報を輸出者・輸入者で把握していると思いますが、この情報を勿論倉庫の方にも渡す必要があります。そして倉庫に到着した貨物の荷姿・個数をチェックする訳です。個数が合わないと「どこかに迷子になっている」か「貨物自体が発送されていない」等のトラブルが発生している事が分かりますね。

 

こういう時に役立つのが「ケースマーク」と「PL」、「貨物送り状」の3つを1つ1つ確認する事です。個数があっている時であれば問題ないのですが、個数が合わないというトラブル発生中は、貨物1つ1つの確認作業が必要なので、時間もかかり結構大変です。そしてお酒が入っている段ボールは15~18KGと結構重いので汗だくになります。。。

 

今回僕達が倉庫に行って発生したトラブルは、PLと実際の貨物の個数が合わないという問題です。これはPL情報をお客さんに用意して頂いていたのですが、メーカーさんとお客さんの間で「1ケースに何本の商品が入っている」の情報伝達に違いがあった為でした。例えば1ケースに6本入りなのか?12本入りなのか?で段ボールの数がだいぶ変わってきますね。こういった入り数等の情報は細かく把握しておかないと、実際に貨物が搬入された時にトラブルになります。でも書類を準備する側なり、通関作業、倉庫作業をする方々は、お客さんとメーカーの間でやり取りした情報が頼りですので、ここの情報が間違っていると大変なことになります・・。

 

次に発生したトラブルは、「貨物の量が多すぎた為、20フィートコンテナに乗り切らない」という問題でした。何とか頑張って1パレットに出来る限りの貨物を積み上げてみたのですが、どうしてもスペースが足りない・・。お客さんが商品を注文し過ぎたというのが問題なのですが、こういった時は急遽コンテナのサイズを20から40へ変更する事で対処出来ます。

 

金曜日には貨物をコンテナへ入れる作業が行われるので、月曜日にこの貨物チェックを倉庫で行ってよかったです。まだ数日の時間があるので、この時間内にトラブル対処を行えば何とか出航のスケジュールに間に合わせる事が出来ます。

 

 

トラブル対処が出来るかどうか?

 

勿論ベストなのはトラブルが発生しない事なのですが、「発生する場合もある」訳ですので、そういった際にどうやって対応できるかどうか?がポイントになってきますね。

 

こいうのは連携する通関担当者さんや船会社・空輸会社さんと一緒に動ければある程度何とかなるのですが、「自分自身が経験不足で何をすれば良いのか分からない!」だと、皆さん困ってしまう訳です。

 

トラブル対処として一番効率的なのは、事前準備をシッカリ行う事だと思います。輸入時であれば、貨物が日本に到着するまでにある程度の時間がある(船便の場合)ので、その時間に必要な情報を色々と集める事が出来ますね。空輸を行うのであれば、世界のどこから貨物を日本向けに発送しても数日以内で日本の空港に到着しますので、発送前の段階で必要となってくる情報は集めてしまいたいところです。そうしないと、保管料が発生して、問題解決するまでずっとコストがかかってきますね。

 

でも、思っていなかったトラブルが発生する事もあるので、そういった時は連携する方々と一緒に対処していくのがベストでしょう。つまり、「良いチーム作り」がポイントになってくると思います。

 

自分自身が貿易実務経験が無い、何をやっていいか分からないので、誰かに全部丸投げすれば良いという訳ではなく、「経験が無い、何をやればいいか分からないから、チーム作りをしよう」と考えて、動くのが大事かと思います。

 

 

商品のお酒(貨物)が壊れて到着した!?

 

耳にしたくない話ですが、「お酒が壊れて搬入されました」という事も起こりえるトラブルの一つです。これはゾッとする話ですね。でも、何度か僕達も経験した事なので、破損は100%無いとは言えません・・。

 

さて、こういった破損についてですが、発生した場合は「どこで破損したのか?」のトラッキングが出来るのがベストだと僕達は思ってます。そうする為にはどうするかというと「写真撮影」や「貨物の状態チェック」です。

 

  • メーカーから発送される際
  • 倉庫からコンテナ(船)・飛行機に積まれる際
  • 到着港から倉庫へ輸送される際

だいたいこういった箇所で貨物の状況確認が出来ます。ですので、それぞれの箇所で貨物の状態を確認出来るのが最善ですね。メーカーさんには荷姿を何枚も写真に撮ってもらうのも良いでしょうし、トラックに乗せた際の写真もあると助かります。後はコンテナに積められた際の写真を撮ってもらう事で、貨物の安全確認が出来ますね。

 

貨物が破損したという事実が分かった際は、出来る限り「どこで壊れたか?」をつきとめる作業が求められてきます。勿論、保険の内容によっては貨物の破損をカバーされる場合もあるので、シッカリと破損状況を確認する必要があります。

 

 

輸出・輸入は未経験だと不安もいっぱい

 

せっかく輸出・輸入したい商品や、取引相手先がいたとしても、実際の貿易実務経験が無ければ不安もあると思います。実務がスムーズに出来なければ「遅れ」や「クレーム」等が発生するので、そういうのは避けたいところですね。

 

でも、本屋に行って本を探したり、ネットで検索しても実際の自分の規模のビジネスの話が見当たらないのが殆どではないでしょうか。

 

そういった不明点というのは、「分かる人」に相談する事で1つ1つ解決していけると思います。

 

  • 各種書類の準備方法が分からない? → 分かる人に内容チェックをお願いする
  • 通関に必要な情報収集が分からない? → 分かる人に手引してもらう
  • スケジューリングについて不明? → 実務経験が分かる人に出してもらう
  • トラブル発生時の事が心配? → 経験者と準備を進める

 

輸出・輸入について相談する相手をお探しであれば、お気軽にご連絡してみませんか?

僕達の貿易実務経験があなたのお役に立てば幸いです。