マルタ・ゴゾ島ワインを日本に輸入して販売開始されたクライアントをご紹介

投稿日:2011年2月8日|投稿者名: 風間 |11488 回閲覧

先日、マルタワインの輸入販売を開始されるクライアントのサポートをさせて頂きました。クライアントのホープさんは、とても親切な方で気さくにお話が出来ます。日本語も英語も両方お話になる方なので、僕達も打ち合わせやコミュニケーションのやり取りが、とてもスムーズに出来ました。

 

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さて、今回のワインですが、Maltaという地域のワインになります。今まで色々なワインの輸入プロジェクトに携わってきましたが、マルタワインについては初めてなので、とても興味を持ちました。この貴重な機会にマルタワインへの知識を深める為に色々とクライアントに聞いてみたり、自分なりに調べてみました。

 

マルタ島は地中海にある島で、イタリアのシシリア島のすぐ南に位置しています。地図で見てみると、イタリアの下の方にあるのが分かります。クルーズ船とかが通っているエリアでしょうか。

 

地図はコチラを参考に:

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気候は暖かく、葡萄も暖かい地方ならではの丸みのあるというか、甘味のある葡萄のようです。元々はイギリスの領で、ワインに使う葡萄はボルドー地方の品種を使う事が多いようですが、やはり温暖な地域なので、葡萄の出来も独自の味わいが出ているとの事。また、地域の特徴として風の通りが良いらしく、葡萄の生育にはとても良い環境が整っているとホープさんから聞きました。Malta islandとGozo islandは島の面積に限りがある為、いくら温暖な地域といっても大きなVineyardを持てる訳ではなく、ブドウ園は10分の1ヘクタールからおよそ20ヘクタールになるそうです。Vineyardの殆どはプライベートオーナーで管理され、栽培されているブドウはGhirgentinaとGellewzaが主になってきているとの事。

 

また、これはWikipediaで知ったのですが、マルタはギリシャと近い事から古くからギリシャとの交流が盛んだったようです。Maltaという名前はギリシャ語のHoneyからきているのではという説もあるそうです。

 

 先日、ホープさんがマルタから帰ってきて、僕達にお気に入りのワインを持ってきてくれました。

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D.O.K.. Denominazzjoni ta Origini Kontrollataは、マルタ島の中で作られた葡萄を使ったワインに与えられる名前、識別との事。希少価値があるのは勿論ですが、マルタワインのラベルルールはとても厳しく管理されているそうです。

 

今回サポートさせて頂いて、知らなかったワイン産地について学べた事も基調な経験となりました。また、クライアントの要望に応えれるように、スムーズに免許が取得出来たのがとても嬉しいです。もっと知らない地域のワインの知識を深めたいので、引き続き積極的に活動をしていきたいと思います。