クラフトビールの輸入をするにはどうすればいいでしょうか?
海外からクラフトビールを輸入し、販売するビジネスを考えております。貿易実務の経験、そして酒類販売の経験もありません。自分で出来る範囲で輸入実務について調べているのですが、よく把握出来ていないのが現状です。実際に事業開始に向けてどの様に動くのが良いのか教えて頂くことは可能でしょうか?
何から始めれば良いのか分からずお困りとの事ですが、
お勧めは以下の通りです。
- 1)法人、個人事業かを検討する
- 2)輸入したビールを誰に販売するのか?を検討する
(例、消費者のみ、飲食店のみ、小売店のみ、又は消費者+飲食店+小売店)
この検討をする事で、取得する免許が小売免許なのか?輸入卸免許も必要なのか?が分かります。 - 3)誰が海外(輸出国)から輸出してくれるのか?
(メーカーなのか、輸出者がやるのか、輸入者が輸出の手配もするのか?)を決める - 4)輸入準備を進める
- 5)実際に輸入し、販売開始
ザックリまとめると、この様な流れになってくるかと思います。
まずは立ち上げたい事業を会社(法人)として行いたいのか、それとも個人事業主として始めたいのか?の検討が第一歩かと思います。
その次に、法人又は個人事業主のどちらかで免許を取得する必要があります。(消費者への販売、小売店への販売を考えている場合。自社運営の飲食店でのグラス提供でビールを出すのであれば、酒販免許は不要。)ビールの輸入販売時に必要となる酒販売免許に関してはこちらのページを参考に。
実際の輸入貿易実務に関しては、細かな話となります。その際はビールメーカーさんからのご協力を頂く事等もあります。その他、日本での輸入通関時にラベルや税金等の対応も必要となります。
最近では、海外のクラフトビールを集めてグラス提供をする飲食店を見かける事がよくあります。アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア等、様々な国のビールが人気のようです。また、お酒を販売している小売店に足を運んでみても、色々なクラフトビールの品揃えを目にしたりもします。国産の大手メーカーのビールに比べると値段は高めなのが一般的ですが、それでも美味しい味を求めてお店に行かれるお客さんも多いようです。
人気のクラフトビール種類例
- IPA(アイピーエー)(India Pale Ale )
- ペールエール (Pale Ale)
- ヴァイツェン (Weizen)
- ピルスナー (Pilsner)
- スタウト (Stout)
- バーレーワイン (Barley Wine)
- フルーツビール (Fruit Beer)
クラフトビールは色々と種類がありますが、醸造場(Brewery)が異なれば、香りや味も異なってきますね。そういった味の違いを試してみたい、楽しんでみたいという方は結構多いと思います。ですので、クラフトビールの輸入は今後も注目度の高い魅力的なビジネスではないでしょうか。
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