スパークリングワイン、果実酒(発泡性)の輸入税金計算について

投稿日:2016年9月16日|投稿者名: 中野 |7334 回閲覧

自分が輸入する予定のスパークリングワイン、果実酒(発泡性)がどの位の関税・酒税・消費税がかかってくるのか?気になる方も多いのではないでしょうか。特に、スパークリングと普通のワインを輸入する際は、「スパークリングはいくらで、ワインはいくらで・・・」と税金について、ごちゃごちゃになって困る場合もあるかと思います。

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税金計算の際は「ML、L、KL」など単位が混ざってくるので、ややこしいですね。また、税関の案内を見ても、「自分の計算で合ってるのかな?」と心配になる事も多々あるかと思います。

 

僕の印象ですと、果実酒とスパークリングの税金の違いで気になるのは「関税額の差」が結構大きい事です。というか、スパークリングに比べると、果実酒(ワイン)は良心的なんだなと感じます。一般的にワインであれば、かなり低価格なものから、そこそこ価格、ビックリするほど高額な価格までありますよね。スパークリングも同じく価格がピンキリと言えると思いますが、低価格ワイン程価格(輸出価格、FOB、CIF)が安いスパークリングは今までに見た事ないです。

 

 

輸入時の税金計算表をアップデート

僕達は輸入前にザックリですが税金計算をするようにしています。勿論、色々な酒類に対応するように、輸入毎に計算コードを編集して変えたりしています。品目が1つだけの時は簡単なのですが、色々な品目となってくると、結構コード入力も気になりますね。

 

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細かな作業が多いので、「間違ったコード入れたらどうしよう!」っと心配になる時もあります。でも、この試算表と、実際の輸入時の書類とで数時を比較して、「ほぼほぼ同じ」と分かる時は、凄く安心します。数千円前後の差が出ますが、何十万円もの誤差ではないので、許容範囲と考えてます。事前の計算時の時と実際の輸入時の時の通貨の違いもあったりしますし、その他の要因としてはシッピングコストの差もありますし。

 

 

事前の計算より約50万円も税金が安かったんだけど、何で!?

先日、ワイン・スパークリングワインを合わせて約15000本程輸入された会社のご担当者さんから、「予想より50万円も税金が安かったけど、どうして?」と質問がありました。

 

「ご、50万円もの差ですか!?」

と、僕は驚いてしまいました。それは差が大きすぎますよね。

 

そこで、輸入通知許可書を送ってもらい、内容を確認させてもらいました。細かくチェックをしてみると、「ん!?」と気になる箇所がありました。それは「当初の輸入予定のKLほどの数値が輸入通知許可書に記載されていない」という事です。

 

変だな。。。

数千L分のワインが書類上に記載がない。

 

そこで思い当たったのは「もしかして1商品(数千L)は、まだ輸入通関されていないんじゃないか?」という事です。複数商品を買い付けて輸入したとしても、ごくごく稀に輸入時の情報が揃わない為に、まずは情報が揃っている商品だけを輸入通関させる方(輸入者)さんがいます。急いで輸入通関する理由があったりすれば、1商品の情報不備で通関Stopをしてられないですよね。

 

僕の予想では、この1商品(数千L)の通関が終わって無かったというのが、約50万円もの差が出た理由かと思ってます。

 

  • 10/5/2016追記:
    約50万円近くの差がでた話ですが、後日分かったのはやはり1商品の通関がされていなかったとの事でした。無事に理由が分かって安心しました。その後、その商品の輸入通関を進められたそうです。

 

 

 



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