テキーラ輸入時の税金は結構高いけど、隠れた人気商品のよう

投稿日:2016年9月26日|1124 回閲覧

数年前より更に色々なテキーラ(スピリッツ)を目にするようになったな~と最近思います。輸入者が増えたのか、それとも以前より輸入されている方が、前以上に品揃えを良くされているのかな?というのが背景にあるのでしょうか。

 

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原材料の竜舌蘭(Agave, アガベ)を以前TVで見た事がありますが、巨大なアロエみたいな植物でした。蒸留用に育てられたアガベは約10年もかかって育てられるらしく、原材料の生産に手間がかかる事にとても驚きました。毎年収穫して造られる清酒と比べると原材料作りがとても大変なんだなと知りました。やはり世界中の酒文化を知るのは奥深いですね。アガベは専用のスコップみたいなもので葉っぱを切り落とせば、真ん中にパイナップルの様な根(茎)があり、それを蒸してすり潰したら酵母をいれて醗酵させるそうです。そうすると糖分を含む原材料が出来、その糖分を醗酵させてアルコールを作るそうです。その後蒸留し、高い度数の原酒が出来るとの事。この原材料のアガベ(アガヴェ)を100%使用している商品か、それとも51%以上使用のミストタイプの2タイプに分かれるのが一般的だそうですね。人気があるのは100%アガベ使用のテキーラのようです。また、一般的にワインでも同じですが、熟成させた時間によってもテキーラの値段は変わるようです。熟成をしていないブランコ、1年以上熟成のアニュホ、プレミアムアニュホと呼ばれる3年以上熟成した商品もあるそうです。日本酒も1年以上熟成されたものはかなり飲みやすくなるので、やはり熟成させる事で角が取れるというか、飲みやすくなるのが特徴のようです。

 

実際の製造工程を見学する事が出来れば、とても面白そうですね。僕は今まで清酒、焼酎、ワインを造っている所は見学させて頂いた事はありますが、テキーラは残念ながらありません。勿論、製造工程を見るのであれば現地に行く必要があります。熱心な輸入者や愛好家の方は、メキシコのテキーラまで行って、製造工程を見学されている方もいるかと思います。その位の熱意って凄い!

 

さて、大手ネット販売のサイトを見ても、「テキーラストア」ページがあるくらいで、商品ページは30ページ近くありますね。コメントも多く、やはり好きな人は色々購入されるんだなと思います。香りを楽しむ方が多い気がしますね。カクテルを作る方もいると思いますが、ストレートかロックで楽しむ方が多いようです。

 

販売価格を見てみると、低価格な商品から1万円近くするものまで結構品揃えが豊富。高級商品が多いなという印象を受けます。嗜好品という事で、高額でも楽しみたいというお客さんが結構いるのだと思います。小売店へ足を運ぶと、そんなに多くの品揃えを目にしないのですが、ネットで探すと沢山の種類が出てくるのでびっくりです。テキーラを探すお客さんであれば、インターネットで購入する方が商品を探しやすく便利なのかなと思います。

 

 

気になる輸入時の税金(酒税・関税)について

 

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テキーラといえば、大体37,38度ぐらい~40度ぐらいのアルコール度数のものが一般的かと思います。酒税は1KL当たり37度未満ですと370000円とウィスキーやブランデーと同じで、ワインと比較すれば結構高めに感じますね。でもワインですと約13度ぐらいのアルコール度数なので、37,38度ぐらいと考えれば、妥当な種税率なんでしょうか。

 

酒税で注意する必要があるのが、輸入する商品の「度数」ですね。税関の資料を見る限りは37度未満=370000円と書いてあります。そしてアルコール分が37度を超える1度ごとに10000円/KLが加算されるそうなので、40度の商品の輸入を考えているのであれば、1KLあたり400000円という計算になってくるかと思います。このKL計算をするのが輸入時には少し面倒ですよね。一般的に日本国内で販売されている商品は750MLが多いです。たまに500ML、200ML、それより小さい小瓶をみかけることもありますが。

 

その他に、関税について気を付ける必要がありますね。輸入される物にはHSコードが必ず決まっているので、そのコードによって関税率も変わってきます。僕達が調べる限りでは○○.○%と記載されているのですが、○○%の方の税率が使われるようです。また、別のやり方をすれば(必要情報を収集出来れば)、これとは異なる関税で輸入出来るとの事。輸入のやり方によっては関税は変わりそうなので、具体的な数字はここでは書かないようにしておきます。

 

 

酒税・関税の仮計算をしてみて

 

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僕達が普段使用する輸入税を計算するフォーマットを、テキーラ輸入用に修正して仮計算をしてみました。仮の内容なので、悪い方を想定して(価格が高くなる方)計算をしています。ポイントになるのは関税の箇所ですね。ここは実際に輸入されるお客さんの状況によっては、変動する可能性があります。

 

ある程度悪い方の条件で計算をしておけば、後々実際に輸入する際に良い条件に変わる事があれば、納める金額が減るので嬉しいかと思います。逆に、低く見積もっていて、後ほど実際の金額がだいぶ高くなるという話ですと、ガッカリしますよね。ですので、事前の仮計算をする際には、悪い方(高い方)を計算するようにしています。

 

そこで、実際に仮計算をしてみて思うのは、輸入時にかかってくる税金の事を考えると、初めて輸入される方であればコンテナ単位の大量の輸入をしないのでは?と思います。試験的な物量から始める方がお勧めです。例えば、ちゃんと通関が通るかどうか?というのが初回輸入時に気になるポイントかと思いますので、大量に輸入してトラブルが発生するより、小ロットでの輸入で試験的に試してみるのが安全策と思います。

 

小ロットで考えるのであれば空輸という手段か、船便でLCLで1パレット程度の輸入が良いかもしれませんね。もし可能であれば生産者(製造メーカー)と直接コミュニケーションがとれる関係がベストです。現地輸出時に可能であれば用意して頂きたい○○○の情報がありますので、これを輸入者が輸出者より入手出来れば、だいぶ助かると思います。

 

その他、実際に輸入する前の段階で、輸出者より出来る限りの情報を入手する事をお勧めします。どんな情報が必要なのか?フォーマットは?等気になる事もあると思いますので、本格的に輸入をお考えの方であれば一度僕達にご相談頂ければ幸いです。

 

テキーラは輸入商品として魅力的な商品と思いますので、参入をお考えの方は輸入までの事前準備を上手に進めれば、効率的に輸入出来そうです。

 

ご興味がある方は一度相談をしてみませんか?

 

 



初めての酒輸入をコンサルと進めたい方にお勧め


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